<孤児シリーズ>の二冊目。 葵と弥生、ふたりはともに大崎家に預けられた同い年の女の子。 二人が成長したある日、迎えがやってくる。 二人のうちのどちらかが、北斗興産の跡継ぎの権利を持つ少女だというのだが……。 時とともに失われた証拠。 利害にからむ人々の思惑。 失われた少女と少年。 彼女らとともに暮らす高杉氏の正体は? 佐々木さんの描く大人の男性がとても好きです。 この作品でいうと高杉さんですね。 少女では太刀打ちできない思慮深さを持っていて、私のイメージでは優男ではない感じ。祐也さんと史郎さんだったら、史郎さんのほうが近いイメージ。 私はこちらのシリーズでは『雪の断章』ばかりを好んで読み返していたのでうっかり失念していましたが、最後の方で史郎さんと葵との邂逅がありました。 家政婦のトキさんをはじめ、知った顔があちらこちらに登場するのがこのシリーズの特徴ですね。三作目の『花嫁人形』では、飛鳥を苦しめたあの子の恋が知らされます。 それにしても、葵は涼子以上に難物です。 私、こういう女の子に共感できないんですよ。 だから読み返さなかったんだろうな……。 弥生=陽子がつらかったのもわかります。 このお話以外に陽子がどこかに登場する場面があった気がするのですが、今思い出せないなあ……年を取ったかしら?ひょっとして『夢館』かな? 今回も味戸ケイコさんの表紙絵がすばらしいですね。 この人の絵を見ると、佐々木さんの作品が思い出されて仕方がありません。
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「忘れな草」佐々木丸美
「私はみにくいアヒルの子」で始まる〈孤児〉4部作の2作目の「忘れな草」を読み終えました。「雪の断章」を読んだときと一緒。リリカルかつロマンチックという名の海に溺れて、すっかり瀕死の状態です。葵と弥生。二人の少女が企業の継承権を巡る争いに巻き込まれた。教...
読書とジャンプ * 04/21, 23:13
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