WILD ADAPTER 5 (5) WILD ADAPTER 5 (5)
峰倉 かずや (2006/06/24)
徳間書店


最初にCharaでこの人たちの話を読んだときの印象。

「え?キャラも話も違うんじゃない!?」

はい。
『私立荒磯高校生徒会執行部』の話です。
私は、この作品で久保時を知る前に、同人で彼らの話のプロローグを読んでいたので、執行部を読んだ時には、マジで驚きました。
コメディタッチで明るいノリの執行部とは打って変わり、同じキャラでも『WILD ADAPTER』は気分が暗く、重くなるようなシリアスなお話です。

久保は何も大切には思えない冷めた目をした少年。非常に賢く、腕っ節も相当なものであるが、その優秀な能力を何かにかけるということを知らない。そんな彼がある日路地裏で拾ったのは、記憶喪失の上、片手が獣の手である少年だった。その頃、巷では「WA」と呼ばれる奇妙なクスリが出回り、獣人化して死亡するという事件が起こっていた……。
久保は拾った少年を「時任」と名づけ、ふたりは生活を共にするようになるが……。

というような話。
久保ちゃんは、非常に不器用です。執行部のキャラよりも大分暗いです。何考えてるかわかりません。優秀なのに、自分の力の使い道がわからない人って、本当に見ていて歯がゆいです。
時任は執行部のキャラよりもさらに甘えたな気がします。こっちの方がかわいい。しかし、それゆえに私はあまり好きになれない。記憶喪失だし、謎もちだしで、最初に拾ってくれたモノ(久保ちゃん)を親と認識してついて回るヒヨコみたいなイメージ。
今はまだ物語の核心に行くようなエピソードにたどり着いていないけれど、そろそろその辺なのではないかなと期待しています。

ところで、なぜ、今、WAなのか?

それは、20日にヴォーカルアルバムが発売されるからです!!
久保時SONGは峰倉さん作詞で西岡さんが作曲なのです。嬉しいのです。
勢い余って予約してしまいました……。

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薄紅天女 薄紅天女
荻原 規子 (2005/11/18)
徳間書店


ようやく読みきりましたよ。
長かったなあ……。一年以上、買ったまま放置?
まあ、再読だからね……と言っていいのだろうか。
未読のまま放置している作品も山のようにあるのに……。
まあ、とりあえず、これで次にいけますね。
次は……『白鳥異伝』?←なぜ「?」

荻原さんを知ったきっかけはこの<勾玉>三部作でした。
なのに、まだ<勾玉>で記事を書いていなかったんですね、私ったら;;
<輝>と<闇>という形で、大和民族とその支配が及ぶまでこの国に生きていた人々との争いが描かれるのですが、この話では、坂上田村麻呂の時代の蝦夷遠征のあたりを絡めて上手にお話を作ってくれています。
荻原さんは、日本史に関連したお話を多く作ってくれているのですが(そうでないものもありますが)、お話のまとめ方が本当に上手で、読み応えがあります。うん、私はこっちの系統の話の方が好きみたいですよ。


阿高と藤太は同い年の甥と叔父。二連と呼ばれるほどの強い結びつきをもっている。しかし、阿高には重大な出生の秘密があって、それが彼らを生まれ故郷から遠ざけることに……。
一方、都では皇の一族に襲い掛かる怨霊の存在が次第に浮き彫りになっていた。その怨霊を鎮めることのできるのは、蝦夷の地にいる<明玉の乙女>だけだということで、密命を帯びた坂上田村麻呂は東北へ進む。

とそんな感じですかしら。
この話では、完全に前半と後半が割れてしまっているのが残念な感じでした。これがもう少しうまく絡んでいてくれたらもっといい感じなんだけどなー。でも、割れているからこそいいのかな?よくわかりません。
混乱しないためにはこのほうが話がすっきりしていていいのかもしれませんね。例えて言うなら「地球へ…」の出だしがジョミー篇とキース篇になっていて、それが一本の話につながる感じなんですが、それにしては後半の苑上の部分が弱いんですよね。

でも、<勾玉>三部作の中ではこの話が一番好きです。

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黄色い目の魚 黄色い目の魚
佐藤 多佳子 (2005/10)
新潮社


初めて佐藤さんのお話を読みました。
最近、結構話題になっているので、お名前だけは知っていたのですけれども。
読んでみた感想は、「いいなあ」。
他の作品も読んでみたいです。

イラストレーターで漫画家でもある叔父をもつみのり。
絵を描くことが好きな男の子、木島。

このふたりを視点とした連作短編で綴られる物語は、日常の出来事を淡々と描き出しながらも、心が揺れ動いていく様を丁寧に描き出している。恋に慣れない初々しいふたりがぎこちなく近づいてゆく様がとても微笑ましい。最初は、決して好意的な始まりでなかったのに、少しずつ少しずつ、お互いを知るごとに近づいていっている。それがとてもかわいらしい。

みのりの叔父の通ちゃんも、少し気になる存在だった。
できれば、彼の話なんかも読んでみたいなあ。

他の作品も読んでみようと思います。

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おおきく振りかぶって Vol.8 (8) おおきく振りかぶって Vol.8 (8)
ひぐち アサ (2007/05/23)
講談社


購入し始めたのはまだ二巻までしか出ていない頃でした。
でも、読み出したら止まらなくて、続きが気になってどきどきして、
雑誌まで立ち読みするようになってしまいました。
(あ!今月のアフタ、「しおんの王」読むの忘れてた!)
ここで、桐青戦が終了して、一段落。
本当に毎回毎回どきどきしっぱなしだったなあ。

三橋はとにかく投げることが大好きな気弱な男の子。
だけど、中学三年間、マウンドを降りることがなかったせいで、自分のチームが負け続け、チームメイトからも責められ、野球部のない高校を選び、野球をやめる決心をする。
けれども、この年度から硬式野球部が発足し、ふらふらと見学に出かけた先で、強引な女監督・百枝につかまり、投げてみせることに。
自分のヘボ球を一球見せればそれで終わりだと思っていた三橋だが、球を受けた捕手の阿部は、三橋の球に何かを感じ、引き止める。
こうして、西浦高校野球部は始まった……。

というわけです。
私は阿部が大好きなので、三橋の後ろ向きさとか気弱さとかグダグダなところにはイライラすることもありますが、少しずつ少しずつ、彼らが意志を通わせていっているのが嬉しいですね。
チームのみんなもそれぞれ個性的ですが、段々主力でない人たちも主張が始まってきて、いい感じです。このチームがどんなふうに成長していくのかが楽しみになっています。
阿部が「サインに首を振る投手はキライなんだ」と言い放つきっかけになったスゴいピッチャーの榛名なんかもとっても魅力的で大好きです!俺様キングかと思いきや、そういう面だけではなかったりして、結構かわいい人なんですよね。阿部にもそういうところが伝わるといいのになあと思ったり。←なんか間違ってますか?

みんなの試合のひとつひとつを、本当に楽しみにしています。

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きみにしか聞こえない―CALLING YOU きみにしか聞こえない―CALLING YOU
乙一 (2001/05)
角川書店


例によって、この小説もタイトルがやたら気にかかっていた。
読む前から非常に気にしていたのだが、読んでみてタイトル以上に素敵な作品だと思った。
私は、乙一氏の作品はこういうのが好きらしい。
他二本の短編も悪くはないのだが、表題作の切なさに圧倒されてしまって、あまりよいように感じられなかった。
その意味では、少し残念なのだろうか。
それにしても、表題作は本当に私の好みだった。

感想らしい感想は書けそうにない。
すぐに読める作品なので、ぜひ読んでほしい。

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赤朽葉家の伝説 赤朽葉家の伝説
桜庭 一樹 (2006/12/28)
東京創元社


初・桜庭一樹です。
この作品に佐々木丸美さんの影響が見えるというのを文庫版『夢館』の解説で読んで、興味をもち、読んでみることにしました。

鳥取で製鉄業を営む旧家・赤朽葉家にまつわる三代の女性の話。
千里眼を持つ万葉とその娘、孫。
不思議なできごとと、その収束のつけ方が見事。
ただ、語りものとして進んでいくので、話の進行が淡々としてしまったのが残念。
でも、おもしろかった。

キャラクターの造形と絡ませ方がとても上手。
私は、万葉の旦那の曜司が結構好きだと思った。
それから、長男の泪くんとその友人の三城くん。←ここにひっかかるあたりが腐女子だ;;
だけど、豊寿の生き方が何よりも胸を突かれた。

あの結末があって、この作品は感慨を残すんだなと感じる。

他の作品も読んでみようかな。

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夢幻紳士 (怪奇篇) / 高橋 葉介


せっかくのマンガなのに、画像がないとはなにごと〜〜!
くすん。
残念ですが、仕方がない。


夢幻紳士はこの怪奇篇のほかに幾つかのストーリーがあります。
かなり長らく描き継がれている作品です。
その中で、私が怪奇篇を取り上げて描くのは、この作品の夢幻くんが超絶色っぽくて格好よいからです。
私は普段怪奇ものは絶対に購入しない人なんです。
だっておうちにそんな怖いものがあるなんて怖いじゃないですか!!
この作品も、結構グロかったり目を覆うような場面があったりします。
普段だったら絶対に購入しません。
だけど、買ってしまったんですよね……。
それもこれもこのヴァージョンの夢幻くんが素敵すぎるからいけないのです;;

冒険活劇篇とかの元気な少年夢幻くんもかわいいんですけれども、怪奇篇の夢幻くんは妖しい色香の漂う大人な雰囲気がとても素敵なんですよね。

そんなわけで。
ここを逃したらいつまためぐり会うことかわからないので、購入してみた次第。
よろしかったら読んでみてください。

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封殺鬼鵺子ドリ鳴イタ 1 (1) 封殺鬼鵺子ドリ鳴イタ 1 (1)
霜島 ケイ (2007/05)
小学館


封殺鬼が完結してちょっと寂しかった私ですが、小学館の新規文庫ラインナップにこの作品を見つけてどっひゃー!

ふ、ふ、封殺鬼だよー!!

嬉しかったものの、どんな話なのかちょっとどきどきでしたが、一読して大満足です〜〜〜!だって、何しろ、桐子さまのお若い頃のお話なんですもの!!昭和初期の時代設定といい、キャラクターといい、今後の展開が楽しみです♪ わくわく。

封殺鬼のシリーズ自体がかなりの長編になってしまっているし、キャンバス文庫は恐らく絶版だろうから、前のシリーズを探すのはとても難しいと思うのですが、この作品から読み進めるのでも全く問題ないと思います。それでもどうしても前のお話が知りたい人は、ドラマCDから攻めてみるのもいいですよ♪ このキャストは個人的にかなりイケていると思いますので。あー、ほんと、この作品、アニメになったらいいのになーー!(でも、現代が舞台だといろんなものを破壊するのが厳しいのでアニメにはなり難いとは思っています。こっちのシリーズなら過去だしなんとかなるかもしれませんが…)

そんなわけでちょっとあらすじ。

日本の皇族を霊的に支えてきた土御門家。その裏側にはさらに影で支える一族があった。そのうちの一家である神島家の当主・桐子は十四歳という若年ながら、茶吉尼と恐れられる霊力の持ち主であった。
京都に本拠を置く神島家であったが、新興宗教団体「真術会」からの再三に及ぶ文や襲撃を経て、東京へと桐子は足を運ぶ。傍らには使役鬼を従えて……。

てな具合です。
桐子の旦那になると思しき人もおりますので、どんなふうに話が進んでいくのか、もう本当に楽しみです〜〜〜。
早く続刊出て欲しいです〜〜。

あ、そうそう。
挿絵が今回からチェンジしておりますが、美少女・桐子にぴったりですね〜〜。弓生も個人的にはこっちのがいいかな。オールバック、あんまり好きじゃないんですよ。聖は……まあ、ダレが描いてもこんな感じでしょ!って具合ですか?
もう別物と割りきっていくのがよろしいかと。

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