チェックメイト〈前編〉―ブラック・キャット〈4〉 チェックメイト〈前編〉―ブラック・キャット〈4〉
新井 素子 (2003/12)
集英社


始まったのは随分と以前だけど、完結したのはついこの間、という感じですね。懐かしいなと感じる作品です。
中断していた理由は挿絵の方の事情なのかなと思っているのですが、どうなのでしょう?とにかく、四位広猫さんの挿絵で再開した時には、本当に驚きました。
そんなわけで、画像はチェックメイトです。

不器用なスリの千秋のとりえは逃げ足が速いこと。ある日彼女はキャットと名乗る金髪美人に声をかけられる。その理由は、千秋が彼女とほぼ同じ体形をしていたから。キャットにはキャットの事情があるのだけれど……。

走れない泥棒。
人間を撃てない狙撃手。
不器用なスリ。

三重苦の怪盗「ブラック・キャット」の目的は!?

キャットの一人称「あたくし」が、なんか好きでした。
キャットは謎を抱えていて、千秋にはなかなかそれを打ち明けてくれない。
とても上品で、頭の回転が速く、美人な彼女は子供心に憧れでした。
だからこそ、「ナイト・フォーク」で止まったままの物語の続きを後生大事に二十年近くも待っていられたわけで。
新井素子先生には、続きを書いてくださって本当にありがとうございますと言いたいです。
今からこの物語を読む人は、一気に読みきることができるのかと思うと物凄く羨ましいですね。

そもそも新井素子さんの作品が気になったのはやっぱりコバルトで『星へ行く船』の挿絵を竹宮惠子先生がやっていたことがきっかけでした。こちらも読んだのですが、正直言って、キャットほど惹かれはしませんでした。そのほかにもいろいろ読んだので、そのうちに登場するかもしれませんが、私が好きなのは『ディアナ・ディア・ディアス』です。

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