国家の品格 国家の品格
藤原 正彦 (2005/11)
新潮社


とても読みやすい本でした。ベストセラーになるのも頷けます。
主張が一貫していて文章も明晰だし、平易な文章になっているので理解しやすいと思います。

「論理的な考えができるようになること」よりも、その論理の出発点となる「情緒と形をしっかりと教え込むこと」が教育には重要だという言葉には素直に頷くことができました。
日本人が本来持っていた「誇り高さ」の所以を見た気がします。

読んでいる最中になぜか「美しいものがきらいな人がいて?」というあの有名なセリフを思い出してしまいました。
そして、日本人の美意識の象徴としての桜に対して、ヨーロッパの人々の好きな薔薇を取り上げて説明されているのを読んで、「そういえば、あの作品のタイトルには「ばら」がついていたなあ」と思ったのでした。

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