一時期爆発的に売れましたよね。最近は全然聞きませんが。 教科書にも採録されたのに、改定されたらきれいに消えていました。 教科書を作る人も、時流に合わせていないでもっともっとスタンダードに読まれるものを掲載してくれればいいのになあ。音楽の教科書なんて特に強くそれを感じます。 まあ、それはそれとして。 一枚の葉っぱのフレディが経験する一年間を通して、いのちの大切さを訴えかけている絵本です。絵本ですが、そのテキスト量たるや、普通の絵本の比較にはなりません。よーく読むといいなあと思う表現がたくさんあります。 葉っぱが季節を通して変化してゆく絵も綺麗です。 変化は自然のこと。 誰もが変化せずにはいられない。 ただ、その中で、どのように変化していくかだけをその人が決められるのです。 不本意な変化ならば受け入れなければいい。 自分の納得のいくように生きていってほしい。 そして、すべてを終えるときにはどうぞ、安らかに。 そんな祈りが込められているように感じます。
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チロヌップのきつね / たかはし ひろゆき
多分、これ…だと思うのですが、ああ、NO IMAGE。 絵本なのに、絵がないとは……。 よいお話なので、幾つかヴァージョン違いで出ているんですよね。 アニメ版とか。 でも、私が子供のころに見た、一番初めに出ていたヴァージョンはこれだと思います。そして、私はこれが一番好きなのです。 やさしいやわらかい色合い。 なのに。 どこかさびしげな表情。 お話の結末ともあいまって、忘れることのできなかった、あの。 随分久しぶりに手にとって読み返したとき、涙がじんわりとこぼれてきました。 子供にぜひとも読んでほしい本です。
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最初に見たのはテレビの紹介コーナー。 今、話題の本ということで紹介されていた。 そこで紹介されていたときも胸にじーんときたものだが、現物を見たらなおさらだった。 暗唱できるくらいに簡単な文で綴られた絵本。 文の量は少ないけれど、言葉にできない気持ちがいっぱい詰まっている。 読むと涙がにじんでくる。 「ぼくはシロ。みきちゃんのいぬ。」 って、あそこからしてもう、ダメですね。 こういう本は、泣きたいときに見るに限る。 大人はいろいろ我慢し過ぎなので、泣きたいけど泣けないというときにはこういう本を読むのがいいと思う。 かくいう私は、本やテレビ番組などのいかにも泣かせる演出というやつにべらぼうに弱い質だ。 自分のことで泣くことが少ないせいかもしれない。
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このお話は、新美南吉の文章オンリーではなくて、黒井健さんの、この絵つきで思い出すことが多い。 そもそも、私が初めて新美南吉氏の話を読んだのは小学校四年生のとき、教科書の「ごんぎつね」だったはずだが、そのときの挿絵も黒井健さんだったと思う。 新美氏のお話は絵本にもたくさんなっていて、それもいろいろな種類があると思うのだが、私はやはり黒井健さんの、この、優しくてあったかい絵柄の、少し大きな版のこの本が好きだ。 子ぎつねが手ぶくろを買いに人間のお店に向かう。母ぎつねは子ぎつねの片方の手だけを人間の手に変えて、送り出すが……。 という話だけど、本当にやさしくていいお話。 大好きな絵本です。
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大人になってから手に取った絵本だった。 佐野洋子さんは「おじさんのかさ」を小学校の教科書で読んで初めて知ったのですが、よいお話を書かれますよね。絵はラフでちょっと猛々しい感じなので私の好みではないのですが、気に入っています。 とらもようの立派なおすねこ。 彼はいろいろな人間に飼われた。 おうさま、どろぼう、おばあさん、きじゅつし…。 だが、彼は誰に買われても、ちっとも幸せなんかではなかった。 彼の飼い主たちは、彼をとても大切に、愛していたのに。 あるとき、ねこは自分ひとりで生きる、自由なのらねこになるのだった。 そして…。 私がこの話から学んだことは、 どんなに愛されても自分が望まない愛ならば意味がないし、自分が愛すことができなければ幸せにはなれないということ です。 これって多分大事なことなんだよね。 だけど、もしかするとそのためには、まず自分が自分を愛せるようにならなくちゃいけないんじゃなかろうかとも思ったりする。 これが、とても難しいんだなあ。
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