鎌倉に行きたくなりました〜〜。 QEDはどれもこれも長編なのですが、この〜ventus〜のシリーズは、比較的短く、ちょっと観光ガイド的な役割も果たしているような構成になっています。そこで、冒頭のセリフなわけです。 とある急成長の会社で、密室から社長が消失する事件が起き、その脇では重傷を負った秘書と社員が。第一発見者の女性が犯人として容疑をかけられるが……。 それと並行して、妹の雑誌の鎌倉取材に付き合わされる奈々。タタルさんまでがなぜかその取材に同行することになり、鎌倉の各所の裏話を語ってくれる。 一体、私たちが平素目にしているものは、何なのだろう。 人間とは、所詮、己の見たいものだけを見、聞きたいことだけを聞き、受け入れたいことだけを受け入れる生き物なのだ。 自分が見ているものの裏側に、消されたものが確かにあっても、それに気づくことすらできはしない。 そんなことを考えさせられる。 鎌倉は、源氏が幕府を開いたことによって整備された街と理解されている。 あなたのその認識は、本当なのですか? そう問いかけられた気がした。 きっと、気づいていないところで、同じような例が他にもあるのだろう。 「眼」を見開いて生きたいと思う。 ―――「見えすぎる眼」を持つことも、また、不幸だと思うのですけどね。
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やっと読めました。 いや、読み始めるまでが長かっただけで、実際に読んでいた時間はあっという間みたいな感じなんですけど。 このシリーズは元がまんがだけあって、高田さんにしては軽く読めるのがとてもいい感じです。私はQEDで高田さんに入ったので、あのあっと思わせる結末とか、ものすごく劇的な感じがして好きなのですが、こちらはこちらで味があって好きです。 今回は、実は大原の孫だった七海さんが大きく関わってきています。 いや、いろいろとおもしろかったですね。 あんまり書くとネタバレになってしまうので、全然書かない方向でいきますが、うん、コミカルでいろいろとおもしろかったです。 まあ、決まったパターンでオチがつく、というのがわかっているからこそ、とも言えますが、そのオチに慣れきった私達をあっと言わせるような展開もちょっと期待したかったりして。 この先の展開があれこれと期待されますが……続刊が出ていないんですよね。残念。 一体どうなってしまうんでしょうねえ……。 短いけど、おしまい。
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高田さんって、こんな話も書けるんだ。 それが第一印象。 軽く、おもしろかった。 正直言って、『QED』は題材的にお勉強しなくちゃという雰囲気が漂っているし、パズルシリーズは論理パズルがさっぱりわからない私にはイマイチおもしろさについていけないところがある。 これは、そういうことを抜きにして読める、普通の本だと思った。 ちなみに、パズルシリーズでは密室だけが私の心の拠り所である←何それ。 元はマンガであった作品を、原作者の方の許可を得てノベライズしたものということで、普段の作品とはかなり趣が違うが、高田作品らしさは健在というか、やはり文章が読みやすくていいなあと思う。 パズルシリーズが苦手なのは短編だからだろうか、という疑惑も一瞬漂っていたのだが、このシリーズを読んでそれは誤りであることがわかった。だって、こっちはおもしろかったんだもん。二巻も楽しみにしている。 酔っ払って出てくる方の人格がかっこいいとか頼れるとかいうのはよくわる話ですね。私は某K氏のせんべい屋もそうですが、普段は出てこない人格の方が好きなことが多いです。
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これもまた、私の世界をブチ壊してくれた名作。 百人一首にはさまざまな謎がある、という話を始めて読んだのは「田辺聖子の小倉百人一首」のなかの記述でしたが、そこにあった織田さんの本は読んでいなかったんですね。 それを含め、百人一首についての説をこうまで朗々と述べながら、実際の事件を解決する手際も鮮やか。 これは、驚愕でした。 京極夏彦氏などでもそうなのですが、薀蓄を並べ立てられるのって、読んでいるのが面白いと感じる半分、事件にどううまく盛り込んでくれているかがものすごく重要なわけですよ。事件がおざなりだったりすると、もう一気に読む気がなくなるし。 QEDはその点、お話の本筋もしっかりしているので大好きです。続きも楽しく読めますものね。 ベイカー街の謎を読む前に、ホームズを制覇しようとしていましたが無理でした;; ホームズはそんなに量が出ていないので半分くらいは読んだんですけど、バスカヴィル家の謎とか読んでいないので、またがんばってみようかな。 どちらかというと、和モノの謎の方が読んでいておもしろいです。 それは私が国文学に携わる仕事をしているせいかもしれませんけど;; 頭がニブいので、千波くんの方はさっぱりです。 でも、長編のやつはおもしろかった。←単に短編が苦手なだけ…?
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