宮部さんの作品は映像化されたものもたくさんあって、そういうものにもよいお話があるのは知っているのですが、私の中で一、二を争っているのはこれと『スナーク狩り』です。 宮部さんのお話は、事件そのもの、よりも、どうしてこのような事件が起こったのか、ということについて、しっかり描き込まれているのがいいと思います。それで、感情移入してしまって、やたらボロボロ泣いたりしちゃうわけなんですが。 『龍は眠る』は、ある大雨の日に、ジャーナリストと少年が出会うことから話が始まる。少年は、他の人間とは違う能力を持っていた。それは、超能力、と呼ばれるものだった。 宮部さんの描く少年が好きです。特に、この『龍は眠る』に登場する二人の少年は秀逸だと思います。魅力がいっぱい詰まっています。 だからこそ、結末がつらかった。 その結末のつらさと切なさゆえに、この話はいつまでも私の心に残っているのだと思います。 久しぶりに読んでみようかな…でも、悲しくなるのがわかっているから、なかなか踏ん切りがつかないんですよね;;
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スニーカーからも文庫で出ていますが、私は単行本の時の装丁が気に入っていたのでもちろんこちらで購入。しかしながら単行本ではついに未読で終わりましたね。宮部さんの感想一本目がこれになるとは意外でしたが、読了したので書きます。 三谷亘は小学校五年生。RPGが大好きで元気な普通の男の子。しかし、そんな平和な日常がある日音を立てて崩れていき、自分の運命を変えるため、幻界へ旅立つ。 自分がもっと幼かったら、きっともっとのめりこんで読むことができただろう。その意味では大人になってしまった自分が悲しい。でもだからこそ、子供に読ませたい作品だと感じる。 この世の中は、理不尽に満ちている。 世の中に満ち満ちている綺麗な言葉はすべてまやかし。 どこまで行っても<誰にとってもしあわせな場所>など存在しない。 だけど。 諦めたらすべてはそこで終わり。 乗り越えるつよさを身につけて、どうかがんばってほしい。 そんなメッセージが込められているように感じた。 個人的にはミツルに感情移入して読んでいたので、彼のその後が気になる。
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